【界 ポロト】ポロト湖の懐にひたる、とんがり湯小屋の宿「界 ポロト」 2022年1月14日開業
最後には、思いを込めた袋を、モール温泉により茶褐色に色づいたオリジナルの紐で封を閉じ、完成です。自然を愛し、共生してきたアイヌ民族の自然観に触れることのできるご当地楽です。
設計を担当した建築家NAP建築設計事務所・中村 拓志氏のコメント
私がポロト湖畔に立った時に、遠くには樽前山(たるまえさん)が見え、目の前には人工物のない美しい湖と天然林が広がっていました。白老は、かつてアイヌ民族のコタンがあった場所で、現在、敷地の向かいにはウポポイが再現したチセの集落があります。そこで客室は美しい湖を敷地内に引き込んで、その集落と白樺の森の中からポロト湖と樽前山を望む室内としました。特にこだわったのは、ふたつの風呂小屋です。ひとつはアイヌ建築の特徴である「ケトゥンニ」構造。そして、もうひとつは地中に抱かれるかのような感覚に。
自然の恵みである温泉に感謝しながら、この場所にしかできない体験とともに自然とひとつになれる感覚を楽しんで欲しいです。
<関連情報>
1 「パートナーシップ協定書」について
星野リゾートは、2018年6月28日、北海道・白老町と「パートナーシップ協定書」を締結しました。