くらし情報『鬼才テレンス・マリック監督作。壮大な自然と戦場の対比、兵士の内面を描写した異色の戦争映画。「シン・レッド・ライン」 12月4日(土)よる7時~BS12 トゥエルビで放送』

鬼才テレンス・マリック監督作。壮大な自然と戦場の対比、兵士の内面を描写した異色の戦争映画。「シン・レッド・ライン」 12月4日(土)よる7時~BS12 トゥエルビで放送

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2.みどころ(映画評論家・立花 珠樹 氏)

■戦場に勝者はいない
幻の巨匠の20年ぶりの作品
ガダルカナル島は南太平洋ソロモン諸島にある火山島だ。太平洋戦争中に日米激戦の地となり、ここで日本軍が敗退したことが、戦局の大きな転機になった。
テレンス・マリック監督『シン・レッド・ライン』は、ガダルカナル島の戦いの戦端を開いた奇襲攻撃に参加した米軍部隊の兵士たちを通し、戦場の過酷な実態を描いた大作だ。
マリックは1943年、米イリノイ州生まれ。高い評価を受けた『地獄の逃避行』(73年)、『天国の日々』(78年)の2本を監督した後、公の場から姿を消し、『シン・レッド・ライン』で約20年ぶりに監督復帰するまでは、幻の巨匠と呼ばれていた。
まず伝えたいのは、この作品は「戦争映画」というイメージを裏切るほど、静かな印象を心に残すことだ。肉弾相打つ激しい戦闘シーンや、銃撃を受けて負傷し死亡する、目を背けたくなる場面もある。

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