EC販売堅調に推移し金額構成比72%に -2024年上半期 セル映像ソフト市場動向-
同じく劇場で大ヒットとなり、アカデミー賞視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』が5月にリリースされた邦画ジャンルが、構成比7%と前年から2%ポイント拡大となった。
【Blu-rayソフト】
2024年上半期のBlu-rayソフト(4K Ultra HD Blu-rayを含む)は、数量で前年比22%減の467万枚、金額で同17%減の337億円となった。税抜平均実売価格は7,219円と前年同期から6%上昇した。セル映像ソフト全体に占めるBlu-rayソフトの金額構成比は前年から2%ポイント拡大し71%となっており、フォーマットのBlu-rayシフトは堅調に進んでいるといえる。
Blu-rayソフトの比率は洋画、邦アニメ等のジャンルで順調に拡大しており、洋画、邦アニメジャンルの金額構成比は80%を超えている。なお、4K Ultra HD Blu-rayソフトは2024年6月末時点で累計1,000タイトルを超えており、2024年上半期のセル映像ソフト全体に占める4K Ultra HD Blu-rayの金額構成比は3.4%となった。【2024年セル映像ソフト展望】
2024年上半期は非常に厳しい結果となったが、下半期も減少トレンドが継続されることが予想される。