【幻冬舎/著者インタビュー】 91歳、現役医師の著者が語る「他人本位」のススメ
と語るのが、90代となった現在も医療法人社団湯川胃腸病院院長を務めている、脳神経外科専門医の白方誠彌医師です。
激動の時代を生き抜き、日本の変化を目の当たりにしてきた白方院長にこれまでの道のりと、今を生きる人々に向けたメッセージをお聞きしました。
インタビュー記事はこちらから :
https://wadainohon.com/pickup/shirakata_seiya/
インタビュー記事一部をご紹介
――これまでの人生の軌跡といえる『誰かのために生きてこそ~人生が好転する利他の精神~』の刊行のきっかけを教えてください。
私は1930(昭和5)年に九州の宮崎に生まれました。小学生のときに父親の仕事の関係で満州へ渡り、その後北朝鮮で終戦を迎え、日本に帰国した後に医師となりました。戦後の復興期、高度経済成長期を経て、バブル期や阪神・淡路大震災も経験しました。また、貧困国の医療支援にも携わってきました。今の人には信じられないかもしれませんが、戦後の日本は焼け野原で、本当に何にもなかったのです。
北朝鮮から家族で命からがら引き揚げてきて、そこから日本の復興の過程を目の当たりにしてきました。