くらし情報『音無美紀子ら続投で名作『風を打つ』再び上演 水俣病による差別や偏見と奮闘した、ある実在の家族の物語』

2024年4月10日 10:00

音無美紀子ら続投で名作『風を打つ』再び上演 水俣病による差別や偏見と奮闘した、ある実在の家族の物語

2019年初演、その後2022年、2023年と二度の再演で、大きな反響を呼びこの度再びの上演が決定。 キャストには、差別にもひるむことなく水俣病と対峙する母・栄美子を音無美紀子、家族全員に寄り添い穏やかに支える夫・孝史を太川陽介、14年ぶりに東京から故郷水俣に戻ってくる長男・功一を生津徹、5人の息子のうちたった1人水俣を離れず両親の面倒を見てきた四男・悟をいわいのふ健、功一の妻・貴子を岸田茜と、息の合った5名のキャストが2023年より続投します。

本作で『バイタリティに溢れ信念を貫く強い女性・家族にあふれる愛情を注ぐ母』を見事に演じた音無美紀子は、2019年公演で第74回文化庁芸術祭優秀賞を、2022年公演では第30回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞し、高く評価されました。

あらすじ

治らんもんには、慣れるしかない。 ばってん、治せるもんには、慣れる訳にはいかんのじゃ、わしらは…。

1993年水俣。あの忌まわしい事件から時を経て蘇った不知火海。 かつて、その美しい海で漁を営み、多くの網子を抱える網元であった杉坂家は、 その集落で初めて水俣病患者が出た家でもあった。
…長く続いた差別や偏見の嵐の時代…。

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