このため、地盤調査結果について「セカンドオピニオン」が行われることがあります。なぜ、同じ調査結果を見ているはずなのに、会社によって異なる判断が出るのでしょうか。
なぜ判定が覆ることがあるのか?工事が不要で本当に良いのか?なぜ異なる判定が出るか?徹底解説!
コラムでは、まず地盤調査とは何をやっているのか、調査報告書の見方、チェックポイントとして、どのような考え方で地盤改良の必要・不要を判断しているかについて解説します。次に、地盤調査結果のセカンドオピニオンがなぜ起こるか、生まれた背景、具体的にどのような計算、判定を行っているかの解説から、判定に疑問があったときの流れまで、徹底的に解説しています。
地盤調査結果から、必ず地盤改良工事が必要と定められている数値はあります。しかし、地盤改良工事をしても、しなくても良いという数値も存在しています。そのため、判定を行う会社ができるだけ地盤改良工事をしたいのか、地盤改良工事が不要として地盤補償を販売したいのかという方向性や考え方、また周辺の地盤の特徴なども踏まえた判定が行われていることが実態です。調査結果工事は明らかに過剰というケースもありますし、この地盤であれば改良工事は不要というケースもあります。