2024年1月22日 12:00
『音楽家の伝記 はじめに読む1冊 ブラームス』 1月26日発売!
[目次]
プロローグ
第1章「新しい道」
第2章雨のライン河
第3章永遠の女性
第4章エンデニヒの別れ
第5章《ドイツ・レクイエム》
第6章リヒテンタール十四番地
第7章ウィーン楽友協会
第8章四つの交響曲
第9章たそがれのトゥーン湖
第10章人はみな草のごとく
注釈・参考文献
あとがき
ブラームスの人生と歴史上の出来事
はじめにきく1曲
“――奇跡だ!奇跡だ!こんなに美しい演奏はかつてきいたことがない!おお、神よ、あなたに感謝します。この意欲をいつまでも保たせてください!
クララの頬は美しく上気して、目は興奮に輝いていた。
それを見るブラームスの瞳も、感動にうるんでいた。
演奏後、二人はただ向き合って座り、長いこと感動の余韻にひたった。”
(本文より)
■著者について
ひの まどか
音楽作家。東京生まれ。東京藝術大学器楽科(ヴァイオリン専攻)卒業。東京ゾリステンほかでヴァイオリニストとして活躍。
東京藝術大学、故小泉文夫教授の下で民族音楽を研究。その後、作曲家の伝記や小説、音楽解説などの執筆活動に入る。現地取材がモットーで、「作曲家の物語シリーズ」(リブリオ出版・児童福祉文化賞を2度受賞)