源氏物語ゆかりの地 「京都嵐山」へ ~「光る君へ」ラッピング電車の運行~
「嵯峨嵐山文華館所蔵」
「嵯峨嵐山文華館所蔵」
清 凉 寺(せいりょうじ)
阿弥陀堂は光源氏のモデルともされる源融(みなもとのとおる)の山荘・棲霞観(せいかかん)を偲ぶ唯一の建物と言われています。源氏物語の「絵合」(えあわせ)、「松風」では、光源氏が嵯峨の地に御堂を建立したとなっています。境内には源融の墓所があります。
大 覚 寺(だいかくじ)
この地は嵯峨天皇の離宮嵯峨院としてつくられ、その後、876(貞観 18)年に大覚寺
となりました。晩年の光源氏は出家し、この嵯峨院で 2〜3 年過ごしたと源氏物語「宿
木」(やどりぎ)の中で語られています。
車折神社(くるまざきじんじゃ)
清少納言は一条天皇の皇后・藤原定子に仕え、「枕草子」を著した文学者で、父は清原元輔。車折神社のご祭神・清原頼業(きよはらのよりなり)公と同じく天武天皇の第六皇子・舎人親王(とねりしんのう)の後胤であることから、車折神社には清少納言を祀る「清少納言社」があります。
フジバカマ(藤袴)
10月頃に藤色の花を咲かせる「秋の七草」の一つ。源氏物語の中では、登場人物の夕霧によって「同じ野の露にやつるる藤袴あはれはかけよかことばかりも」