韓国で大人気のエッセイスト 初の翻訳本!ジンミニョン著『ナマケモノのように生きたい』を2021年11月24日(水)発刊
その橋渡しとなるのがミニマリズムだ。
ナマケモノのように生きたい※本書より一部抜粋要約
息をするように軽やかに、ゆっくりと動くナマケモノの生き方が好きだ。
時間に追われて息を切らしながら移動することも、早足で歩くことも好きではない。足が痛くなる靴も、両手を塞ぐ荷物も、1分1秒を争う焦燥感も嫌いだ。
豊かな時間を過ごすことが、本当の意味で裕福な人生だと思っている。
1日の中で最も好きな時間は、ふかふかのソファーに埋もれて瞑想用のBGMを聴きながら昼寝をする時だ。この時だけは、何も考えないでいられる。
私は、めったに考えを止めることができない病を患っているように、いつでも脳がフル稼働状態――。
常に考え事や悩みが多く、列をなして繫がっていく雑念たちで頭がいっぱいだ。
だから「持たないこと」と「急がないこと」の美学がより切実になってくる。
選ばなければいけないことが減った※本書より一部抜粋要約
私が実践するミニマルライフの核心には、2つのポイントがある。ダウンサイジングとシングルタスキングだ。
このうち、選択肢を減らしてくれる一番の立役者がシングルタスキングである。
シングルタスキングは、何事も一度に1つのことだけを行うという意味である。