2023年6月21日 10:00
「いつ月曜日が生まれてしまったのですか?」──子どもたちの自由で独創的な質問が集結!ロンドン大学歴史学者が一般人の素朴な疑問に答える新しい形の歴史書が登場
「歴史を学ぶ楽しさを知ってもらう」ため、普段から一般の人々を相手に仕事をしている著者グレッグの回答は、ときに愉快で、ときに真面目。その内容に思わず唸ってしまうこと間違いなしです。
ページ数は大満足の全432ページ。学校では教えてくれない「教養」が身につき、大人の好奇心も満たしてくれる、新しい形の歴史書が仕上がりました。
◆好奇心を満たし、かきたてる1冊に
──はじめに より
僕は一般の人々を相手にする歴史学者だ。歴史を学ぶ楽しさを知ってもらうのが僕の仕事で、人々がどんなことを知りたがるかわかると、わくわくする。答えづらい質問を投げかけられて、どう答えるべきかわからないことに気づいたときのきまりの悪さでさえ、楽しんでいる。ステージ上で質疑応答を行うのは、危険がいっぱいだ。
まるで強力な手榴弾のように、どんな恐るべき質問を投げかけられるかわからないからだ。これまで数千冊の歴史書を読んできたから、たいていの場合はそれなりの回答ができる。しかしときには、完全にお手上げになることもあるんだ。
最もすばらしい質問をしてくれるのは、まだ知的な創造性を失っていない子どもたちであることが多い。