
ちあきなおみ「銀嶺」
時代を超えて愛され続ける歌手・ちあきなおみの最新コンセプトアルバム「銀嶺」が2024年3月20日に発売されました。
今作は2019年に発売された「微吟」、そして、2022年に発売された「残映」に続くコンセプトアルバムシリーズの第三弾となるアルバムで、「人の優しさやぬくもり」「様々な愛のかたち」をテーマに選曲。春になっても山々に残る雪と、雪の重さに耐え、雪解けとともに咲く花々が、寒々とした時代も、希望を感じる時代も残り続けるちあきなおみの歌と重ね、アルバムタイトルを「銀嶺」と名付けています。
今回収録される曲には、1986年に日吉ミミのシングル「北茶廊(キタカフェ)」の B 面に収録された知る人ぞ知る名曲「雪」をちあきなおみがカヴァーした音源が収録されているが、「喝采」の作詞者でもある吉田旺が書いた、「好きな男の行方を突き止め、その居場所へと向かう女性の物語」は、まさにちあきなおみの真髄ともいえる淡々とした情景描写の中でも主人公の心の動きを感じることが出来る歌唱となっており、このアルバムを象徴する一曲となっています。
デビュー曲の「雨に濡れた慕情」「喝采」(ともに89年ver)