2022年12月1日 10:00
【12/17~1/15】「 旧岩崎邸で楽しむ金唐紙(きんからかみ)の世界」 都立旧岩崎邸庭園にて。
のほか、「アカンサス」、「桐花(きりばな)」等
・パネル
東京芸術劇場の貴賓室天井で使用されている「田園風景」のほか、「狩人」、「バラ文様」など
・屏風
百合の模様にハチやチョウ等の昆虫が繊細に描かれた「百合と昆虫」のほか、「葡萄(ぶどう)文様」等
・風炉先屏風
長野県岡谷市の旧林家住宅(国重要文化財)で使用されている「鳥とアイリス」のほか、「うず巻文様」等
・衝立
旧岩崎邸庭園で使用された「花と曲線文様」、旧日本郵船小樽支店で使用された「菊花文様」等
過去の額絵、屏風展示の様子
過去のパネル展示の様子
過去の衝立展示の様子
【金唐革紙と金唐紙】
ヨーロッパにおいて動物の革で作られていた金唐革を和紙で再現した物です。
金唐革紙は、明治の頃には欧米で高い評価を得て、日本の芸術産業として輸出も盛んに行われました。しかし、昭和初期には新技術の登場や需要の減少によって衰退、失われた工芸となってしまいました。
昭和の終わりごろ、一度途絶えてしまった金唐革紙の技術を復元しようという動きが起き、文化財関係の美術印刷を手がけていた上田尚氏(金唐紙研究所 代表)が復元に成功。一度失われた「金唐革紙」