仏で60万部突破した世界的育児書、待望の第2弾が登場!6歳から11歳のデリケートな時期、子どもの脳の中で何が起こっているのかがわかる本
子どもの脳は発展途上にあって、私たち大人と同じようには物事を見られませんし、理解できません。このことを無視すると、言い争ったり、無益な罰を加えたり、親がいらだったりすることになります。
第3章以降も、このように、各章でそれぞれの年齢に焦点を当てています。年齢ごとの概要を把握することは、子どもたちを理解し、その対応を考える上で大きなヒントとなるでしょう。
また、第9章では、そのとき親には何か起こっているのか?も取り上げています。子どもを怒るときどんなことが起きているのかなど、親側のこともわかるのが、この本のすばらしい特徴でもあります。
特別付録では、具体的な脳に良い食べ物や運動なども伝えています。
ドアを力づくで開けようと、足を踏ん張って押してみたあと、「なあんだ、引けばよかったんだ」と気づいて呆然とすることってありますよね。
この本にはちょっとそんなところがあります。力づくで開けようとしないで、どっち向きに開くかをよく見ること。
本書が、親子の関係を変え、家族の毎日を晴れやかなものにするきっかけとなれば幸いです。
【目次】
はじめに この本の使い方
第1章 この子は大きくなったらどんな子になるんだろう?
かんしゃくを起こす/何かにつけて攻撃的/問題行動をなくすには/ささいなことですぐに怒る/親の関心を引こうとする/……etc
第2章 感情を受け入れる
すぐに泣く/問題が終わってからもまだ震えている/激しく怒る/……etc
第3章 6歳から7歳 空想の時期
荒唐無稽な作り話をする/食わず嫌い……etc
第4章 7歳 理屈の時期
もう大きいのに1人で着替えない/家の手伝いを何もしない/おねしょをする/服についているタグをイヤがる/同じものしか食べたがらず、母親にだけ逆らう……etc
第5章 8歳 ルールと計画の時期
走り回って困ったことばかりする/友だちに嘘をつく/禁止されたことに逆らう/聞こえないふりをする……etc
第6章 9歳 正義と完璧の時期
自分で選んだ習い事なのに数週間でイヤになる/じっとしていられない、集中できない……etc
第7章 10歳 信頼の時期
子どもを信頼できない/ほめるのは逆効果……etc
第8章 11歳 思春期の始まり
子どもと一緒だと何もできない!/自分のものをあちこちに出しっぱなし ……etc
第9章 親の側では何が起こっているのか?
親のほうがいらだって怒鳴ってしまう/子どもは親をまねる……etc
特別付録 親が知っておきたい10のこと
【著者プロフィール】
イザベル・フィリオザ
◉──1957年パリ生まれ、心理療法士。