くらし情報『平家物語と能・狂言の関係を探る 今年25回目を迎える能楽公演 櫻間會『平家物語の世界 -語りの伝承 巻二十五-』上演決定 カンフェティでチケット発売』

平家物語と能・狂言の関係を探る 今年25回目を迎える能楽公演 櫻間會『平家物語の世界 -語りの伝承 巻二十五-』上演決定 カンフェティでチケット発売

【公演内容】
解説/櫻間右陣
平曲「濱軍」須田誠舟
狂言「呼声」野村萬斎(和泉流)
能「知章」櫻間右陣(金春流)

【あらすじ】
平曲「濱軍」(はまいくさ)
一の谷の合戦に敗れた名将平知盛がその子知章、従者監物太郎をつれて屋島へ落ちのびようとした時のこと、主従三騎は東国武士に囲まれ、知章は父の身代わりとなって討死します。目の前でむざむざ殺されるわが子を見過ごして、名馬井上黒を海へざっと打ち入れ、海上二十余町を游がせて、宗盛の乗船にたどり着く知盛。船中で兄宗盛に「いかばかり、人の上ならばもどかしうこそ候ふべきに、我身の上になりぬれば、よう命は惜しいものにて候ひけり」と語り、袖を顔に押しあてて、さめざめと泣いたのでした。

狂言「呼声」(よびこえ)
無断で旅に出た太郎冠者が帰ったと聞いた主人は立腹し、翌日に早速、次郎冠者を連れて太郎の家に行きます。次郎が呼びかけても声に様子を察した太郎は居留守を使って出てきません。度は主人が代わって作り声で呼びかけると太郎も作り声で答えます。続いて平家節を付けて呼ぶと同じく節回しを付けて返します。その後も調子よく返すうちに思わず知らず興に乗ってしまい…

能「知章」

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