くらし情報『劇団仲間 2100回以上上演の代表作『森は生きている』今年も上演』

劇団仲間 2100回以上上演の代表作『森は生きている』今年も上演

マツユキ草は四月に咲く花です。どこを探してもあるはずがありません。
少女はこごえ死にそうになりながら森をさまよいます。
その時、遠くに金色の光が見えました。それは“十二の月の精たち”の焚き火でした。
十二月の精たちは大晦日の晩に集まって、年に一度のお祭りをするのです。
みなしごが心優しい少女だということを知っている十二月の精たちは、
困っているみなしごのために一時間だけ〈春〉をよびました。
みなしごがマツユキ草を摘んで家に帰ると、叔母さんとその娘はそのマツユキ草を 持って、女王様の所へ行きました。

すると、女王様は自分もマツユキ草を摘みに森へ行きたいと言い出したのです。

劇団仲間 2100回以上上演の代表作『森は生きている』今年も上演


劇団仲間とは

「人間をしてよりよく生かしめよ」
これは1953年4月、劇団結成宣言の主文であり、以来70年かわらぬ劇団仲間の理念です。
俳優座養成所講師から劇団仲間結成を主導し、1980年に急逝した中村俊一は、主宰者として演出者として一貫して劇団の指導にあたり数多くの作品を創り出しました。国内外を問わない幅広い作品の選択は演劇界のユニークな存在としてあり続けました。
同時に、幼少期から質の高い演劇に接することによって子どもたちの感性を高め、成人後も芝居を愛する感覚を持った人たちを増やしていこうとの狙いもあり、創立当初から児童・青少年演劇に力を入れてきました。

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