【生誕90年に文庫化】井上ひさし晩年のインタビュー本『ふかいことをおもしろく』10/3発売
■戦争、日本語、笑い……若い人たちに伝えたいこと
本書は、2007年のインタビューをまとめたもので、激動の半生と共に戦争のことや日本語のこと、笑いについてなど、若い世代に伝えたいことを、ユーモアいっぱいに語っています。時代を越えてもなお色褪せない「ふかくておもしろい」メッセージが満載の1冊です。
【本書より】
●頑張れば光は見えてくる
●読んでいる間はゲラゲラ笑って一日ぐらいホッとするようなそういう小説を絶対書きたい
●見る人が目の前にいるのが一番厳しく、しかし面白い
●笑いとは、人間が作るしかないものそれは、一人ではできない
人と関わって、お互いに共有しないと意味がないものでもある
●明日命が終わるにしても今日やることはある
●自分が使いこなせる言葉でものを考えることが大切
●「それ、わかりませんので教えてください」と無知のふりをして聞き返せばいい
やっぱり無知が一番賢いのです
●手が記憶する記憶した手で新しいことを作っていく
■著者について
井上ひさし
1934年11月16日、山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれる。作家、劇作家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。