【生誕90年に文庫化】井上ひさし晩年のインタビュー本『ふかいことをおもしろく』10/3発売
戯曲『うかうか三十、ちょろちょろ四十』が芸術祭脚本奨励賞を受賞。64年からNHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』(共作)の台本を執筆。69年に、『日本人のへそ』で演劇界にデビュー。72年には、『手鎖心中』で直木賞を受賞。同年、『道元の冒険』で岸田國士戯曲賞と芸術選奨新人賞受賞。以降、戯曲『しみじみ日本・乃木大将』『小林一茶』で紀伊國屋演劇賞と読売文学賞(戯曲部門)、小説『吉里吉里人』で日本SF大賞、読売文学賞(小説部門)受賞。また『私家版日本語文法』『井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法』などがベストセラーになる。84年には劇団「こまつ座」を旗揚げ。
「昭和庶民伝三部作」でテアトロ演劇賞、『シャンハイムーン』で谷崎潤一郎賞、『太鼓たたいて笛ふいて』で毎日芸術賞・鶴屋南北戯曲賞を受賞。小説『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞を受賞。2001年には、朝日賞を受賞。2004年、文化功労者に選ばれる。2009年、恩賜賞・日本芸術院賞を受賞、日本芸術院会員に選ばれる。2010年4月9日、永眠。
■書誌情報
タイトル:ふかいことをおもしろく
著者:井上ひさし
判型・製本:文庫判並製
ページ数:136ページ
定価:880円(税込)