くらし情報『京本政樹、渡辺裕之さんからシーボルト役継承 急逝から2年、偶然にも命日に決心「天国のナベさんに笑われないように」』

2024年5月20日 05:00

京本政樹、渡辺裕之さんからシーボルト役継承 急逝から2年、偶然にも命日に決心「天国のナベさんに笑われないように」

京本政樹とありし日の渡辺裕之さん

京本政樹とありし日の渡辺裕之さん


俳優でシンガー・ソングライターの京本政樹(65)が、東京・銀座の博品館劇場で8月に再演される『シーボルト父子伝〜蒼い目のサムライ〜』に出演することが決まった。2022年5月に66歳で急逝した俳優・渡辺裕之さんの遺志を受け継ぐ。

同作は、日本近代医学の父と言われたフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトと、2人の息子であるアレキサンデル・シーボルト(長男)とハインリッヒ・シーボルト(次男)を描く物語。4年前の2020年に初演された作品で、シーボルト役を渡辺さんが演じていた。

当初、シーボルトの来航200周年と、息子が活躍したウィーン万博150周年にあたる2023年に向けて企画された。次男ハインリッヒ役の鳳恵弥を中心に、長男のアレキサンデル役に山崎裕太、シーボルト役には渡辺さんが出演。さらに、爆風スランプのパッパラー河合が主題歌と劇中音楽、木村ひさし総監督という布陣で、好評となった。

しかし、22年8月の再々演を前にした5月、渡辺さんが亡くなり、「舞台の形状が一気に変わってしまった」(舞台関係者)という。
急きょ、シーボルト役を辰巳琢郎が引き受け、昨年の来航200周年の記念公演も無事に乗り越えた。

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