石田ゆり子、歌手活動は「なるべく知られたくなかった(笑)」 初の美術展テーマソング書き下ろしに思い
と不安も吐露した。
一方で、lilyの楽曲プロデュースを手がける大橋トリオからビデオメッセージが届き、「俳優・石田ゆり子が歌うだけでも価値があるけど、それとは別人格のlilyの歌声、歌詞の世界観にも素晴らしい価値がある」などを絶賛されると、石田は「普段はこんなにしゃべらない方ですし、基本的にいいとか悪いとか言ってくれないんです。音楽を通してしかやり取りをしないと言いますか。なので今、ちょっと感極まりそうです」と笑顔も見せる。
そしてテーマソングのオファーを受けた際にも当初は困惑したと明かしながら、「でも大好きなモネですし、こんな機会は人生でそうないと思い、引き受けさせていただきました」と決意に満ちた表情を浮かべた。
19歳の秋頃にモネの作品と出会ったという石田は、「思いがけずモネの睡蓮が広がっている『睡蓮の間』を見ることができて、すぐに心を奪われてしまった。画に心を奪われるという経験がなく、その空間にいるだけで幸せだった」と振り返り、「それ以来、モネはずっと特別な存在です」と同展のアンバサダー就任の喜びも伝えていた。10月5日から来年2月11日まで、東京・上野の国立西洋美術館で開催される同展は、印象派を代表する画家の1人、クロード・モネの晩年にスポットを当てる展覧会。