市川團十郎、息子と歩んだ襲名披露興行“大千穐楽”へ 31歳当時を「走馬灯のように」回想
31歳当時を回顧した市川團十郎 (C)ORICON NewS inc.
歌舞伎俳優の市川團十郎(46)と息子の市川新之助(11)が、大阪松竹座での『市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露八代目市川新之助初舞台』の初日を翌日に控えた9日、同所で意気込みを語った。
2022年11月に東京・歌舞伎座で幕を開けた襲名披露興行を、大阪松竹座の『十月大歌舞伎』(10月10日~26日)で締めくくる。今月5日には、大阪成田山不動尊(成田山大阪別院明王院)に襲名を奉告。この日、本尊・不動明王を大阪松竹座に迎え、出開帳の法要が営まれた。團十郎と新之助や関係者が、興行の成功・大入りを祈念した。
成田山は「成田屋」の屋号の由来となったもので、團十郎は今回昼の部で、二世市川團十郎が大阪で初演し、成田山にゆかりの深い『雷神不動北山櫻』を披露する。
團十郎は関係者に感謝を伝えるとともに、「私が初めて上演したのは31歳だったかな。あの時のこの作品をあらためて作り上げて、どんな気持ちで挑んだか、走馬灯のように思い出しながら、お言葉が胸に響いた」と気持ちを高めていた。
夜の部は襲名披露『口上』と『連獅子』などを上演する。
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