『光る君へ』道長にブチ切れた彰子 見上愛「悲しいとか怒りとかもありますけど…」【君かたり】
大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK
大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原彰子を演じる見上愛の声を紹介する。
――相談されず、次の東宮を敦成と決められて
そこまで信頼されていなくて自分が、存在がないもののように扱われるとは思っていなかったのですごくショックだったし、帝の思いを引き継ぐっていうことを帝とも約束していて、それを彰子自身も大事にしていると思うので、その帝の大切にしてきた思いとか、考えとかを無視されるようなことをされると、もちろん悲しいとか怒りとかもありますけど、自分だけの問題ではなく、国全体の問題として受け止めている部分も結構あったんじゃないかなと思います。このままお父さん(道長)が暴走していくかもしれないと思うと、それをどうにかして自分が止めていかなきゃなという気持ちになりましたね。
――敦康親王について
最初の赤ちゃんのときとか子どものときとかは、一条天皇と同じくらい“生きる希望”だったと思うんですよね。まひろもすごく世界を広げてくれたと思いますけど、やっぱり敦康親王がいたから守るべきものができたり、自分が生きていく目的みたいなものも見えたと思うので、そういう意味ですごく大切な存在でしたし、やっぱり母親としてっていう立派に成長もしてほしいし、ゆくゆくは一条天皇の思いとか志を継ぐような東宮になってほしいっていうふうに思いながら、とにかく大切に思っていたと思います。