元SMAPのオートレーサー森且行、奇跡の復帰と“俺の生きる道” 50歳の今の夢は「もう一度、日本一の舞台に立つこと」
『情熱大陸』17日放送に出演する森且行(C)MBS
埼玉県・川口オートレース場の森且行のロッカー室には、こう書かれたタオルが掲げられている「俺の生きる道」。17日放送のMBS・TBS系『情熱大陸』(後11:00)では、元SMAPのメンバーでオートレーサーの森且行(50)に迫る。
アイドルグループ「SMAP」を脱退してまで望んだ道。レース中の落車で、選手生命はおろか命の危機に直面しても諦めなかった道。また落車すれば今度こそ歩けなくなるかもしれないとわかっていながら、森は再び、大好きなオートレースの世界で闘い続ける道を選んだ。
両足に残った麻痺(まひ)は一生治ることはない。それでも森は宣言通り、大けがから2年3ヶ月後にレーサー復帰。その後たった1年でトップランクのS級レーサーに返り咲いた。
「怪我をしていなかったら、ここまで努力していなかったかもしれない。怪我のおかげでイチから頑張る覚悟が固まった」と語る森。
50歳の今の夢は、「もう一度、日本一の舞台に立つこと」。約400人のレーサーがしのぎを削る勝負の世界で、足に後遺症を抱えながら頂点を目指すのは半端な覚悟ではなしえない。それでも森は、いつだってその挑戦を楽しんでいるかのように笑う。