霜降り明星せいや、高校生活を心配され“オカン”が涙…それでも「学校は絶対に行く」誓った理由
せいや初の半自伝小説『人生を変えたコント』執筆風景
お笑いコンビ・霜降り明星のせいやが初の半自伝小説『人生を変えたコント』(ワニブックス)を25日に発売する。自身が高校時代に経験した「ある日、突然はじまった」壮絶ないじめを赤裸々に明かし、いじめから何とか抜け出そうと生み出した1作のコントについてつづった内容。同書から、「大阪市市立ホシノ高校1年生のイシカワ」が語った、いじめの影響で円形脱毛症の治療を進める中で起こった家族とのエピソードについて、一部抜粋し紹介する。
■「オカンの泣き顔を初めて目にし」動揺
週2でオカンと病院に行き、血を抜いてもらったり、いろんな検査を受けたりしたのち、薬を渡される。それは頭の細胞が毛根を刺激することで、毛根が死んでしまうのを防ぐために塗る薬だ。皮膚を無理やり“かぶれ”させてグジュグジュに荒れさせることで、攻撃性のある細胞の気をそっちにそらすというものだった。
この薬で厄介なのは自分で塗れないこと。だから、風呂場で毎日、オカンに塗ってもらっていた。
自分がこんな若さでハゲてしまったショックももちろんあったが、「人生ゲームだとしたら今、絶対に止まりたくないマスだよなぁ」