パリでの仕事あれこれ 。アンティークリボン店へご案内!
では、手芸用品探しに出かけます! リボン探しって何かしら?ということで、アンティークリボンの世界をお見せしたいと思います。
第一次世界大戦前から1940年頃までに盛んに作製されていたフランス紡績産業。その歴史はフランスの中心部にある街から発展していきました。ロワール地方は貴族たちが領土を奪い合い、こぞってお城を築き上げ、富と強さを見せつけたという歴史のある土地です。この紡績産業も富豪の王様のお抱え職人から始まり終始仕え、後世には紡績産業にまで発展していった、という歴史があります。王様のお膝元が栄えるという仕組みは、かつて城下町が栄えた江戸時代と同じ境遇がフランスの田舎町にもあったのですね。 上の写真は赤がアクセントになっている可愛らしい配色のタッセルです。現在ではあまり見ない色の組み合わせに感動します。
タッセルの下にある刺繍リボンテープもとっても綺麗。リネンやビスコースを混ぜて糸を依ることにより、より織り地に光沢が現れ、絹を使わずとも仕上がりをリッチに魅せてるテクニックが施されているのです。そんなアンティークのテープが数え切れないほど店内に。もうドキドキが止まりません。この色は何で染めてるのかな? 全て化学薬品ではなく、天然の顔料から染めているそうです。