白夜の国、北欧の夏至祭【森と湖とストックホルム vol.4】
スウェーデンにも夏がやってきた!
北欧には白夜があります。
私が住んでいるストックホルムは、完全な白夜にはならないのですが、それでも、夏は夜遅くまで明るく、ほとんど太陽が沈みません。
ただでさえ日が長い北欧の夏。その中でも、最も日が長くなる夏至の頃、夏至祭があります。
今年は5月頃から天気の良い日が続いているのですが、基本的に夏と呼べるほど暑い時期は、6月の終わりから8月まで。夏至祭は、この短い夏の始まり頃にあります。
クリスマスと並んで「これぞスウェーデン!」と言えるほど、伝統的かつ、とても美しいイベントです。
色どりどりの花々、そして緑。
夏至祭では、草木や花々で作られたマイストング(Midsommarstång,Majstång)というポールを立て、人々はその周りを踊ります。
夏至祭当日は雨が降ることが多いのですが、霧雨が降ったりやんだりする中、カエルやキツネの歌に合わせて、皆楽しそうに踊っていました。
長い冬を越え、野花が一斉に咲き誇る時期でもあり、人々は色とりどりの花で花冠を作ります。