3 stories_LES TOILES DU SOLEIL篇——第1回「“太陽の生地”という名前」
と同じ町。そのカタルーニャの土地が育んだ魅力——ミロ、ガウディ、ダリ、マティス、ドラン、ピカソなどに影響を与え、多くのアートを生み出したほどのーーをも感じることのできる地域と言います。
そんなサン ロラン デュ セルダンで生み出される生地はコットン100パーセントをキャンバス織りにし、さらにロウ加工されています。経年変化も楽しめる『レ・トワール・デュ・ソレイユ』の生地。この“生地を通じて、この地方のライフスタイルを世界中に伝えたい”という思い込め、多くのカタロンの地名や人物、建造物名が付けられているそう。
代表的なものは、「COLLIOURE」。地中海沿岸の美しい港町です。地中海のブルー、赤や黄色の舟、水面に映る色とりどりの街並。
その町に息づく色をそのままストライプにデザインした「COLLIOURE」 の生地は、世界中で大人気の柄です。
大いなる大地の恵み、その自然の美しさを忠実に再現するように生まれる生地は、糸からこだわって作られ、鮮やかで美しい色に染められます。そのこだわりを支えるのは、半世紀以上前の織機であり、その道具が紡ぎ、技を極めた職人たちの手によって独特の風合いを鮮やかに蘇らせているのです。