くらし情報『“省略”が観客をひきつける。『ドライヴ』監督が語る』

2012年3月30日 14:05

“省略”が観客をひきつける。『ドライヴ』監督が語る

“省略”が観客をひきつける。『ドライヴ』監督が語る
ライアン・ゴズリングが昼と夜で別の顔を持つ天才ドライバーを演じたクライム・サスペンス『ドライヴ』が31日(土)から日本公開されるが、先日、PRのために来日したニコラス・ウィンディング・レフン監督がインタビューに応じた。

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本作は、昼はカースタントマン、夜は強盗を逃すプロの“逃し屋”を営むドライバーの男(ゴズリング)が、同じアパートに住む子連れの女性アイリーン(キャリー・マリガン)と偶然に出会い、恋をしてしまったことから、裏社会との凄惨な争いに巻き込まれていく姿をスタイリッシュな映像で描いた作品だ。

レフン監督は、デンマーク出身でアメリカで映画を学び、自国と米国の両方で新作を発表する気鋭の映画作家。本作でカンヌ映画祭監督賞を受賞し、ゴズリングと再タッグを組む新作も進行中だ。「ライアンは多くの優れた資質をもっているが、特筆すべきはセリフを用いることなく幾多の感情を表現できること。稀有な才能だろうね」。

だからレフン監督は本作で、ゴズリング演じる主人公に必要最低限のセリフしか与えなかった。「撮影中はライアンにもキャリーにも『ムダに動かないでくれ』とリクエストした。
喋れない、動けない状況を作り出すことで、俳優のテクニックをそぎ落として、彼らの中にある純粋なものを引き出したかったんだ。

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