ウィル・スミス主演最新作『フォーカス』が日本での公開をスタートした。本作はスミス演じる“犯罪のプロ”がダマしダマされの壮絶なゲームを展開する作品で、公開前に行われたモニター試写会では参加者の97パーセントが結末を見抜くことができなかったという。
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本作でスミスが演じるのは、30人の熟練詐欺師を束ねるニッキー。映画はニッキーと彼が育てあげた女詐欺師ジェス、大富豪などが、意地とプライド、そして大金をかけてダマし合いを繰り広げる。“世界最高のスリ師”として知られるアポロ・ロビンスが顧問として映画作りに参加しており、劇中ではスリ師同様に観客の視線を盗み、誘導し、観ている側の思い込みや予想すらも利用してアッと驚くトリックを仕掛けてくる。
モニター試写会のアンケートによると参加者は映画がラストを迎えるまでに平均で3.5回も「トリックにダマされた!」と回答。劇中では観客の視線や意識を誘導するミスリードを使ったトリックがふんだんに盛り込まれており、素直に見るとダマされ、ダマされないように注意深く見ていてもそれすらも作り手に利用され、ミスリードされてしまう。スミスは明るくコミカルな役どころが多いが、本作ではこれまでの魅力に加えてクールな一面も披露。