と共演したサム・ワーシントンの名を挙げている。
ワーシントンは、『アバター』『ターミネーター4』など数々の大作に出演する若手実力派俳優のひとり。劇中では誘拐を企てるメンバーのひとりで、ハイネケンの傲慢な言動に翻弄され、徐々に冷静さを失っていく若者ヴィレムを演じている。役作りにあたりワーシントンは、ヴィレムに関する文献を読み込むだけでなく、本人に会いに行き「役作りの方向性が変わった」と明かす。「ヴィレムに会いに行ったんだ。だから事件を違う角度から見ることができたし、僕の直感だけでなく実際の彼の発想を演技に反映できたよ。彼のしたことや犯罪歴に怯えてばかりいたら本当の彼を理解することができないから、彼を正確に描写できるように人間性を掘り下げて、精神や癖を理解したんだ。彼を掘り下げて理解していたからこそ、いくつかのシーンでは迷うことなく演じることができた」。
『ハイネケン誘拐の代償』
6月13日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
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