ニューヨークで路上生活していた経験のあるアリエル・ホームズの実体験を基にした映画『神様なんかくそくらえ』が今週末から公開になる。映画では自身の分身ともいうべきハーリー役を演じたホームズは、本作が初の演技だったが、「カメラの前で緊張することはなかった」という。
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本作で彼女はドラッグに溺れながら、路上生活を送り、恋人イリヤに依存している女性ハーリーを演じている。その破滅的な人生や、強烈なドラマは衝撃的だが、ここに描かれていることはすべて彼女の実体験が基になっている。「母がドラッグユーザーで、ドラッグのために私の面倒を見られなかったのです。10歳までは、おじとおばに面倒をみてもらっていました。母親が精神病とアルコール中毒にもなり、狂気に陥ってしまって本当に大変でした。16歳でイリヤと出会って、それからレイヴをやりはじめました。
マンハッタンとニュージャージーを行き来して、イリヤや、今でも良い友人のベンにも会って、レイヴカルチャーを楽しんでいたのですが、住んでいたアパートが焼けてしまって、自分たちで生計が立てられなくなってしまいました。そうして、路上生活をするようになったのです」