さらに後半ではついにバットマンとスーパーマンが直接対決を果たす。地球の常識では考えられないほどのパワーをもつスーパーマンは、バットマンの乗る超重量級の装甲車バットモービルに当たってもビクともせず、豪雨のように浴びせられる銃弾にも表情を変えず、巨大なミサイルも手でつかんでしまう。スナイダー監督は前作『マン・オブ・スティール』で、“巨大なパワーをもつスーパーマンが地球で本気で戦ったらどうなるのか?”を、目にも止まらぬ速さのアクションと壮大な破壊シーンによって描き出したが、本作ではそこにバットマンが加わることでバトルにさらなる緊張感が加わっている。
そこに謎の男レックス・ルーサーが登場。神と人間、光と闇の対決を見つめる彼の表情は不敵そのもので「過大な力は必ず害をもたらす」と宣言する。さらに映像にはワンダーウーマンの出演シーンも収録。アクロバティックなアクション、破壊描写、謎めいたドラマ、新キャラクター、そして世紀の対決の結末……先ごろ本作の上映時間が151分であることが発表されたが、この上映時間でも足りないのでは? と思えるほど見どころのつまった作品になりそうだ。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
3月25日(金)