霧矢大夢が野望を秘めた男を熱演! 宝塚歌劇月組公演が開幕
1974年に鳳蘭主演で初演、1983年には峰さを理主演で再演されたミュージカル『アルジェの男』、エネルギッシュなショー・スペクタクル『Dance Romanesque(ダンスロマネスク)』の2本立てで贈る宝塚歌劇月組公演が7月29日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。
宝塚歌劇月組『アルジェの男』/『DanceRomanesque』のチケット情報
『アルジェの男』は、第二次大戦前のフランス領アルジェリアとパリを舞台に展開する物語。孤児として育ち、仲間とともに悪事をはたらく青年ジュリアン(霧矢大夢)は、いつかパリで成功してみせる……という大きな野望を胸に抱いていた。ある夜、ジュリアンは仲間のジャック(龍真咲)からアルジェリア総督ボランジュ(越乃リュウ)の財布を抜き取ることができるか、賭けを持ちかけられる。恋人のサビーヌ(蒼乃夕妃)が止めるのも聞かず、賭けを実行したジュリアンは盗みに失敗。しかし、ボランジュに見込まれたジュリアンは彼の運転手として働きはじめ、5年後にはパリでボランジュの秘書官を務めるまでに変貌を遂げたのだが……。
ひとりの若者の野望とその裏にある苦悩が色濃く描かれた本作。オープニングは悪党の男役たちによるダンスで魅せる。