連続7日間7か所をまわって上演! キャラメルボックスの東北ツアーが終了
それは、宮沢賢治という東北では特にゆかりのある題材が用いられ、キャラメルボックスならではの“人が人を想う気持ち”がまっすぐに表現されたていたからこそ。もちろん、出演者たちの抜群のチームワークと熱のこもった演技がなければ、観客たちを演劇の世界に引き込むことができなかったのは言うまでもない。
どの会場にも沢山の観客が訪れていたが、それでも今回の公演を観ることができたのは様々な形で被災された方のほんのごくわずかというべきだ。しかし、今回のツアーで演劇の力によって人を励ますことができると確信した彼らは、これで終わりにはしないだろう。今後も、彼らのみなぎる力でひとりでも多くの人が笑顔になることを願いたい。
一方、東北ツアーの最終日となった10月13日、東京で留守を守っていたカンパニーはエーリッヒ・ケストナーの原作を元に構成した『飛ぶ教室』の初日を迎えた。10月23日(日)まで池袋・あうるすぽっと、10月29日(土)・30日(日)葛飾区のかめありリリオホール、11月5日(土)・6日(日)福岡県・北九州芸術劇場 中劇場にて上演。チケット発売中。
取材・文:本田裕一郎
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