マーラーの世界的権威インバルと都響による新たな「マーラー・ツィクルス」がスタート
「(以前と比べて)都響は大きな成長を遂げ、高い集中力と深い理解、色彩豊かで、リズミックなアーティキュレーション、透明性、美しい豊かな響き、雰囲気、そして何よりもマーラーに必要とされるあらゆる表現法のパレットを手に入れていたのです」という発言は、今回の新たなツィクルス挑戦のきっかけをうかがわせる。
マーラーを聴いたときの体験を「真の革命、そして無限の真理の発見、人間の運命の本質、地獄と楽園、変容と歓喜が訪れた」と語り、その出会いを「“自分の作曲家”を見つけた」とまで評するインバル。今回のツィクルスが、今年で77歳を迎えた巨匠のマーラー演奏の集大成となりそうだ。
「インバル=都響 [新]マーラー・ツィクルス」は、9月15日(土)に東京芸術劇場よりスタート。
■インバル=都響 [新]マーラー・ツィクルス 第I期ラインナップ
・ツィクルス(1):交響曲第1番「巨人」ほか
9月15日(土)東京芸術劇場
9月16日(日)横浜みなとみらいホール
9月20日(木)東京文化会館
・ツィクルス(2):交響曲第2番「復活」
9月29日(土)東京芸術劇場
9月30日(日)横浜みなとみらいホール
・ツィクルス(3):交響曲第3番
10月27日(土)