ヴィオラの巨匠バシュメットとモスクワ・ソロイスツが、震災復興支援チャリティ公演を開催
ロシアが生んだ世界的ヴィオラ奏者、指揮者のユーリ・バシュメットが、2008年度グラミー賞に輝いた弦楽オーケストラ、モスクワ・ソロイスツを率いて来日。5月28日(月)に一夜限りの公演を東京オペラシティで開催する。
「ユーリ・バシュメット&モスクワ・ソロイスツ」の公演情報
数々の国際音楽コンクールで優勝し、タイムズ紙(ロンドン)から「疑いもなく、世界で最も偉大な音楽家のひとり」と評されたバシュメット。ソロ楽器としてスポットを浴びることが少なかったヴィオラの魅力を世界に広め、彼の登場以前と以後で、ヴィオラという楽器の在り方が変わったといわれるほど。現代のクラシック音楽界における影響は計り知れない。
これまで毎年のように日本を訪れ、多くの友人との親交を深めてきたというバシュメット。昨年の東日本大震災発生後、多くの海外アーティストの日本公演がキャンセルとなる中、モスクワ・ソロイスツを率い、予定通り5月にツアーを実施。その際「この苦難を乗り越えようと、勇気と誇りを胸に闘う日本の人々を見て、日本を愛する気持ちを、これまで以上に強くした」とメッセージを寄せている。
今回のコンサートは、上海、北京、シンガポール、東京を巡るアジアツアーのファイナル。