くらし情報『歌曲の深さがわかってきた─森麻季が活動20周年』

歌曲の深さがわかってきた─森麻季が活動20周年

森麻季 (C)吉田タカユキ

森麻季 (C)吉田タカユキ


美しきディーヴァ、ソプラノの森麻季がデビュー20年を記念して、愛唱歌を集めた記念CDをエイベックスからリリース。9月16日(日)東京・東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアルにて記念リサイタルも開催する。

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「アルバムのコンセプトは、私自身がリラックスしたい時に聴きたいなと思うような音楽です。美しくて、寄り添えるような作品。寝る前に聴いて安らかに眠れそうな音楽を集めました」。イタリア、ドイツ、フランスを中心に、古典から近現代までの歌曲集。キャリアと年齢を重ねるごとに、歌の意味がよりわかってきたという。「たとえばイタリア歌曲は声楽の勉強を始めた17~18歳の頃から歌っていますけれど、その頃は辞書を引いて勉強しても表面的な意味しかわかりませんでした。
“愛”と言っても、いろんな愛がある。そんな深さがだんだんわかってきて、やっと歌曲を表現できる土台ができたのかなという気がしています。オペラは役柄を通しての言葉ですが、もっと自分に近い感覚から訴えられるのが歌曲です。これからたくさん取り組んでいきたいですね」。9月のリサイタルもCDの収録曲が中心となるが、ホールでは、目の前のマイクに向かって録音するよりも大きな表現も求められるから、CDとはまた異なるバランスの表現になるのだと教えてくれた。

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