アース・ウィンド&ファイアー、一夜限りのライブに観客熱狂
昨年デビュー40周年を迎えたアメリカのファンクバンド、アース・ウィンド&ファイアーの一夜限りの来日公演が、5月17日に東京国際フォーラム ホールAで開催され、会場を埋め尽くした観客を熱狂させた。
全米ツアーを経て、現在ワールド・ツアーを開催中のアース・ウィンド&ファイアー。13回目の来日となる今回は、バンドの黄金期から支えているメンバーであるヴァーディン・ホワイト、フィリップ・ベイリー、ラルフ・ジョンソンを中心に、サポートミュージシャンを迎えたバンド編成。ステージに3人が登場すると大歓声が上がり、名曲「ブギー・ワンダーランド」のイントロが流れると歓声はさらに膨らみ、観客は総立ちになった。
ライブ前半は、「シング・ア・ソング」「シャイニング・スター」「太陽の戦士」などポップなダンス・ナンバーを次々と演奏し、パワフルな熱演で会場を興奮のるつぼに。ベース、ギター、パーカッション、ドラム、サックスなど、それぞれのソロ・パートも随所に散りばめられ、観客を喜ばせた。メロウな楽曲が続く中盤は、「暗黒への挑戦」「ブラジルの余韻」「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」などをしっとりと披露。低音と高音を使い分けるフィリップ・ベイリーの美声、そして、ヴァーディン・ホワイト、ラルフ・ジョンソンらと交える美しいハーモニーで観客を魅了した。