至高の歌姫による最後の『エリザベート』、日本だけの特別版!
「自らの限界を越えて夢を実現した彼の姿に心から感動し、誇りに思った」と絶賛した。「日本の演出もとてもきめ細かく、丁寧に描かれていたと思います。またどの国の演出にしても本質的な部分が損なわれないところに、『エリザベート』という作品が持つポテンシャルをあらためて感じましたね」。
マヤ自身は、長年演じ続けたエリザベートとの共通項を「つねに自分を律してコントロールできるところ」と言い、「自分を制御して現実の人生に戻ろうとするエリザベートを、引っぱって限界を越えさせようとするのがトート。マテ自身が持っている勇気や行動力が舞台の上に表れるからこそ、私たちが演じるエリザベートとトートの間に緊張感あふれる関係が生まれるのだと思う」とふたりの確かな絆を強調。東宝版の経験によりマテがそのスリリングな関係性をいかに熟成させ、今回のコンサートで魅せてくれるのか期待がかかる。
「日本での体験の蓄積が反映されて新しいトート像につながると思うので、同じドイツ語バージョンでも以前の私とは変わっているはず。マヤさんにとっては最後の『エリザベート』になりますので、日本のお客さんの前で一緒に歌えることを嬉しく感じています」