凰稀かなめを中心に宝塚宙組の新たな“伝説”が生まれる
1982年の第一巻刊行以来、30年経った今も多くのファンに愛され続けている大ベストセラーSF小説『銀河英雄伝説』。本作が小池修一郎による脚本・演出で、宝塚歌劇団宙組の新トップコンビ、凰稀(おうき)かなめと実咲凛音(みさき・りおん)のお披露目公演として上演される。新生宙組のトップスターとして組を率いる凰稀に、現在の心境を訊いた。
凰稀かなめチケット情報
「この演目をやると聞いてから原作の小説を知ったので、最初はピンとこなかったんです。でも宙組にピッタリな題名ですし、小池先生が男祭にしたいとおっしゃっていて(笑)、長身ぞろいの宙組でやるときっとカッコよくなると思いましたね。その後、原作を読んで人間味あふれる内容に魅力を感じましたし、(原作の)熱狂的なファンの方が多いと知って、これは大変だという思いも出てきました」。
ファンが多い作品だからこそ期待を裏切ることはできないが、宝塚版として、いい意味で裏切りたいという気持ちもあるという。「『銀河英雄伝説』のファンの方にも、これをきっかけに観に来て頂けると、とても嬉しいです。
宝塚歌劇を観たことがない方にも、原作を知らない宝塚歌劇のファンの方にも楽しんで頂ける舞台にしたいです。