とは言え、この曲で黒田はマイクを交換して歌うはずが、「あれだけリハしたにも関わらず、マイクを替えずに歌ってた…オレ、緊張してたのかも(笑)」とスタッフに謝りつつも和ませる、何ともコブクロらしい一幕も。5万人によるウェーブ挑戦を挟みつつ、後半はアップテンポな楽曲を次々と披露。何度も何度も感謝の気持ちを叫び、深々とお辞儀をしたふたりがステージを去り、ライブ本編は終了した。
そしてアンコールでは、5万人の大合唱に促されふたりが満面の笑みで再登場。「絶対に泣かないと決めていた」と語りながらも、スクリーンに映し出される表情は我慢しているのがありあり。そんな彼らが歌ったのは、デビュー曲であり、彼らがメジャーで大きなスタートを切った名曲『-YELL- ~エール~』。そして正真正銘のラストナンバーは、初期の作品ながらファンの人気投票No.1となった珠玉バラード『ココロの羽』。スクリーンには歌詞が映し出され、5万人が大合唱。
ふたりが歌いながらステージを下り、ファンの間を歩くサプライズにもファンは大喜びだった。
再スタートとなったこの日のライブ。会場こそ違うが、デビュー後初のライブ、’01年の大阪城音楽堂と驚くほどオーバーラップする部分も多かった。