世界的ミュージカルに! 『SAMURAI 7』公開稽古
上島は「原作の良さを残しながら、アニメーションが持っている素敵なキャラクターと面白いエピソード、アニメならではのダイナミックさとファンタジックさを失わず、今まで見たことのないような時代劇ミュージカルを完成させたい」と意気込みを語る。「ミュージカルとしてどんなカンベエ像が作れるのかを模索しています。死と常に向き合う侍という存在の生き様を、この男くさい仲間たちと作り上げられたら」と話すのは別所。彼は「この日本発のミュージカルが、アジアやブロードウェイの人たちに興味深いものだと思ってもらえたら」と大きな野望も口にした。カツシロウを演じる矢崎広は「どこにたどり着くのか、もがいている真っ最中」と話し、二刀流のキュウゾウ役・古川雄大は「台本に『神速のスピードで』と書かれているので、どれだけ神に近づけるかチャレンジします」と笑わせる。七人七様に今作にかける思いを話すさまは、そのまま七人の侍たちのキャラクターにつながっていくようだ。
新年早々、新しい魅力を持ったミュージカルを観られることを期待したい。公演は1月17日(土)から25日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。
取材・文/釣木文恵
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