それでいて宝塚らしいスタイリッシュさ、品の良さは残し、宝塚歌劇の懐の深さをも改めて感じさせる意欲作だ。
初日の舞台は原作者のモンキー・パンチ、「ルパン三世のテーマ」などを手がけた作曲家・大野雄二も観劇、初日後に早霧、咲妃らとともに会見を開いた。ふたりとも「びっくりした」と口を揃えつつ、「僕が描いた漫画とはまったく違う世界を見せていただいた。これからの作品の中でもヒントとして活かせる部分がずいぶんある」(モンキー)、「宝塚の独特のやり方と『ルパン三世』がすごくいい具合にミックスされていて、とても楽しく観ました。音楽のアレンジも「お、やるな」という感じでした(笑)」(大野)と絶賛。また誰もが知るキャラクターに扮した早霧は「やはり山田(康雄)さんの声がとても印象深い。あの声を、モノマネをするわけではなく自分色に染めて、宝塚の舞台に出来ないかなということは意識しました」とキャラクター作りについて話し、「ルパン三世ファン、そして宝塚ファン、どちらのお客さまにも楽しんでいただける公演になれば」と意気込みを語った。公演はエネルギッシュなショー『ファンシー・ガイ!』と同時上演。
東京公演は3月22日(日)まで。
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