私としても組としても、代表作になるように頑張ります」。
“バスティーユの恋人たち”という副題にあるように、ロナンはオランプという女性と身分違いの恋に落ちる。普段ならトップ娘役・愛希れいかが演じるような設定だが、愛希はもうひとり、フランス革命を描くには欠かせない重要人物、マリー・アントワネットを演じる。「王宮の人々対民衆というドラマチックなストーリーがある中で、今の月組でできるのは愛希しかいないと思います。愛希とはコンビを組むと決まった時からずっと同じペースでやってきたので、自然と足並みがそろっていたのですが、今回はまた違う感覚がします。オランプを役替わりで演じる早乙女わかばと海乃美月には、役を楽しみながら深めていってほしいと思います」。
トップ就任から4年。5組のトップの中で、最もキャリアが長くなった龍。
「今は、月組をどういう方向性にもっていくかを考えています。安定期をむかえるときに、新作に挑戦できるのは組力が試されることだと思いますので、全員でしっかり作品作りをしていきたいです」。公演は宝塚大劇場にて4月24日(金)から6月1日(月)まで上演。東京宝塚劇場公演は6月19日(金)から7月26日(日)まで。東京公演は5月17日(日)より一般発売が開始される。
取材・文:黒石悦子
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