約10分の芝居仕立ての充実のパフォーマンスで、美しくも切ない世界の一端を報道陣にアピールした。「最初に台本を読んだ瞬間から、この作品の持つパワーをとても感じました。自分自身が感動して、この作品を絶対良くしたいという気持ちが生まれたので、それをお客さまに伝えていきたい」と早霧。咲妃も「セットも音楽もすべて魅力的。その魅力のすべてをお客さまに余すことなくお届けできたら」、望海も「すごく綺麗な物語だと思った。その中に心を動かされるものがあり、最後になぜか懐かしさが残る作品」と語り、意気込み充分だ。
一方、ショー『La Esmeralda』はヨーロッパラテンがテーマ。演出を手掛ける齋藤吉正は「今の雪組の充実、華やかさ、高いスキルを皆様にご覧頂きたい。
宝塚の5組の中でも、早霧・咲妃・望海の雪組は宝塚が誇る魅力的なトリデンテ(3トップ)。早霧のショーの代名詞になるような作品を目指したい」と力強く語った。芝居とショー、まったくタイプの異なる2作で、現在の雪組の魅力を多角的に味わえそうだが、早霧も「この2本立ては一度で二度美味しい。普段はあまり自信がないタイプなのですが、これだけは自信があります(笑)。