イギリスのスターダンサー、アダム・クーパーが主演する舞台『兵士の物語』が7月、東京芸術劇場 プレイハウスで上演される。来日を前に、クーパーがインタビューに答えた
舞台『兵士の物語』チケット情報
同作は英国ロイヤル・オペラ・ハウスの製作で2004年、ロンドンで初演。日本では2009年に続いて2度目の来日公演だ。ストラヴィンスキーの音楽にのせて、富と引き換えに魂を悪魔に売り渡したひとりの兵士の姿を描く。「これは小さな作品で、登場人物は4人しかいません。悪魔、ナレーター、少女。それから僕の演じる兵士は、我が道を行く若者で、誰かが…後でそれが悪魔だということが分かるのですが、誰かが彼のところにやって来て、彼を常軌を逸した旅に連れ出し、遂に彼は悪魔に乗っ取られてしまうという。魅力に溢れた、素晴らしい舞台です」とクーパー。
従来のスタイルでは、台詞部分を俳優が、バレエのパートをダンサーが担う本作。「このバージョンでは、誰もがそれぞれの台詞を喋ります。これはわれわれにとってとても良いことです。ダンスと会話が入り交じるのは。まあ、大変ですが(笑)、挑戦しがいがあります」
昨年来日公演も行った『SINGIN’IN THE RAIN~雨に唄えば~』ではミュージカルに出演するなど、ダンサーの枠をこえて幅広く活躍するクーパー。