愚直にロングボールを放る仙台に対し、浦和守備陣はジリジリとラインを下げ、苦戦を強いられているのだ。
チーム状況は対照的だ。1stステージを無敗で駆け抜けた浦和は、2ndステージ序盤で1勝2分2敗とつまずいたが、第6節・アルビレックス新潟戦、前節・湘南ベルマーレ戦で連勝し、8位まで順位を上げてきた。年間順位もサンフレッチェ広島から首位を奪回した。
1tsステージ前半は1勝2分5敗と出遅れた仙台は、後半を5勝3分1敗で乗り切り、7位となった。さらに上を目指すも2ndステージに入って、1勝1分5敗とまた低迷期に陥ってしまう。7試合で10得点はまずまずの数字だが、14失点はあまりにも多い。
両軍ともゴールスコアラーは揃っている。
浦和は武藤雄樹の9ゴールを筆頭に、興梠が8得点、梅崎司が7得点、ズラタンが6得点、関根が5得点(次節は出場停止)、阿部が3得点と続く。仙台は金園英学の7ゴールをはじめ、奥埜が5得点、ミンテとウィルソン(負傷中)、野沢が4得点、渡部とハモン・ロペスが3得点をマークする。両クラブはセットプレーも得意とする。仙台は13ゴール、浦和は11ゴール、セットプレーから量産している。