・ヤクルト戦である。もつれにもつれた展開となっているセ・リーグでは、最後の最後に何かが起こる可能性が大。しかも、当日は『橙魂2015』を実施。来場者全員に橙魂ユニフォームのレプリカがプレゼントされる。オレンジ色に染まった東京ドームで、V4の歓喜の瞬間を迎えようと青写真を描くG党も多いことだろう。
巨人×ヤクルトはここまで10勝10敗。残り14試合中5試合を占める。ヤクルト戦はライバルを直接叩くだけではなく、優勝に重要な意味を持つ。
順位は勝率、勝利数の順番で決められるが、どちらも同数の場合は当該球団間の勝率が物を言う。3球団が勝率・勝利数ともに同数の場合は、直接対決の合算の勝率、合算勝率が同率の場合はさらに当該球団間の勝率が決め手となる。しかし、それすらも同率の場合は、昨年の順位が優先される。つまり1位・巨人、2位・阪神、3位・広島、6位・ヤクルトが、大きな意味を持ってくるのだ。
追い風は巨人に吹く。ヤクルトは阪神戦で10勝12敗だが、巨人は14勝8敗。阪神と広島は9月18日(金)から12連戦を強いられる。阪神は2005年、ヤクルトは2001年、広島は1991年以来、優勝から遠ざかっている。