結成27年を迎えるthe pillowsが昨年12月26日に東京の豊洲PITでレア曲満載のツアー「LOSTMAN GO TO CITY」のファイナルを開催した。
ライブは2006年に発表されたインスト・ナンバー『MARCH OF THE GOD』からスタートし、最初のMCで山中さわお(vo、g)は、「本当にわかんねえなって曲もやると思うけど、そこはわかったふりで行こうぜ」とレア曲中心の本ツアーに駆けつけたBUSTERS(=the pillowsファンの名称)のマニア心をくすぐる。4曲演奏して会場がガンガン盛り上がる様子をみて「いいね、いいね。全然余裕でついてくるね」と嬉しそう。「このツアーをやるにあたって曲順を考えました。基本的にはオレが案を出して。歌詞の繋がりとか気分とかあるから。心地好いテンポ感をチェックするために(佐藤)シンイチロウ君(ds)にメールをしたんだ。
そしたら“知らない曲がある”って(笑)」と語るとおり、そんなマニアックなセットリストがたまらない。中盤で山中が「とってもいいのが出来たから聴いてくれよ」と前置きして新曲『カッコーの巣の下で』を披露。「ここからはアンハッピーなラブソングを3連発」