いつもの発声とは異なるクラシックな発声で、なおかつ歌の中できちんとストーリーをお伝えすることを大切にして取り組み、お客様に楽しんでいただける作品にしたい」と北翔。相手役の妃海はアイゼンシュタイン公爵家に仕えるメイド・アデーレ役だが、ファルケ博士との恋模様も描かれる。「本格的なオペレッタは初めてですので、大きな課題だと思っています。初日までにハッピーな気持ちで演じられるように日々全力で取り組みたい」とコメント。そしてファルケ博士にさまざまな復讐を仕掛けられるアイゼンシュタイン公爵役の紅は「復讐を仕掛けられていることに気付かず、欲望のままに動く楽しいおじさんの役です(笑)。周りの状況にうまく巻き込まれていきたい」と語った。
また、第2幕は作・演出家、野口幸作の大劇場デビュー作で、北翔主演の星組にとって初めての大劇場ショー作品。そして、102期生の初舞台公演でもある。
「トップハット、羽根扇、大階段といった王道アイテムを詰め込んだプロローグ、初舞台生のロケット、盆やセリを使った100人以上の大スペクタクルな人海戦術。北翔のマルチぶりを見せる歌、ダンス、笑い、楽器演奏、他にも…」と、とめどなく出てくる野口の構想を聞くだけでも期待が高まる。