陳内将と三津谷亮がキャラメルボックス史上“もっとも過酷な主役”に挑戦
別次元に生きる人。お互い自由にやって、新しいものをつくっています」と笑うと、三津谷が「岡田さんと陳内くんが技術点の高いチームだとしたら、僕たちは芸術点で勝負します! 4回転半を目指します」と宣言。すかさず大内が「それ、転ぶ可能性もあるってことだろ?」というと「はい!」と三津谷が元気よく答え、爆笑を誘った。
陳内・三津谷のふたりが演じる岡本は演出の成井豊曰く「キャラメルボックス史上最も過酷な主役」。ノンストップで舞台上をかけ回り、殺陣もこなす。三津谷が「本番前に死ぬんじゃないかと思うくらいハードです!」というと、陳内が「でもその『しんどかったね』という気持ちを共有できるのが、ダブルキャストの良さだと思います」とまとめる。
岡本役のふたりを見守る岡田、大内もキャリアを重ね、作品に対する視点が変わってきているようだ。「若い頃はダブルキャストのもうひとりに負けないぞ! というライバル心が一番にあったけれど、大内も僕も今は全体を俯瞰して見て、どうしたらもっとこの作品自体が面白くなるかということを考えています」と岡田が語ると、大内は「この作品の中で僕は三津谷くんと、岡田さんは陳内くんとお互いに成長して、『じゃあお別れやな、また逢おう』ときちんと別れられたらいいなと思います」